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【収支計算】いくら得するの?NANONI標準の太陽光発電システム6kWのメリットを解説

【収支計算】いくら得するの?NANONI標準の太陽光発電システム6kWのメリットを解説

太陽光発電システムをご検討される場合、載せる・載せないの重要な指標となるのは、太陽光発電システムを載せることでどの程度の経済的なメリットが生まれるのかだと思います。

本記事では、NANONI標準の太陽光発電システム6kWをベースに、搭載した際の経済的なメリットを解説しておりますので、新築の戸建てをご検討中の方はぜひ参考にしてください。

 

 

 

太陽光発電の仕組み

【収支計算】いくら得するの?NANONI標準の太陽光発電システム6kWのメリットを解説

太陽光発電の仕組みは非常に単純です。普段よく目にするソーラーパネルで太陽光から電気を創り出します。そして、創り出した電気を家庭で使用できるようにするのがパワーコンディショナー(パワコン)です。さらに、電気を溜める蓄電池もありますが、今回は蓄電池なしで解説していきます。

 

 

太陽光発電の収支の計算方法

【収支計算】いくら得するの?NANONI標準の太陽光発電システム6kWのメリットを解説

ここでは、太陽光発電の収支の計算をおこなうにあたって、押さえておきたいポイントをご紹介していきます。

 

太陽光発電の耐用年数

ソーラーパネルの耐用年数は約20~30年と言われています。ソーラーパネルは使用年数の経過と共に劣化するため、発電量は少しずつ減っていきます。また、パワコンの耐用年数は10~15年と言われています。パワコンの交換費用は30万円前後ですが、今回は一度交換する設定にしています。

※耐用年数はパワコン交換前提で平均25年

 

太陽光発電の年間発電量

福岡県における太陽光発電1kWあたりの年間発電量は約1240kWhです。ただ、福岡県内でも各エリアや周辺環境で日射状況は異なるため、それらも加味して、今回は1kWhあたりの年間発電量は1140kWhで設定します。太陽光発電6kWに換算すると以下の通りです。

※年間発電量:6kW × 1140kWh = 6840kWh

 

九州電力の電気料金単価

太陽光発電を載せる場合、経済的なメリットを最大化するため、オール電化にすることがほとんどです。そして、オール電化では、夜間の電気料金が安いプランを選択します。九州電力の「電化でナイト・セレクト」の日中の電気料金単価は約26円、夜間の電気料金単価は約14円です。それに、再エネ賦課金の3.49円、燃料調整費の1.41円(2024年度平均)が上乗せされます。

※日中:30.88円 / 夜間:19.49円

 

自家消費と売電収入

太陽光発電を載せるメリットに「自家消費」と「売電収入」があります。どちらも重要なポイントになるため、詳しく解説していきます。

 

●自家消費

太陽光発電は、日の出から発電を始めて、昼間にかけて発電量がピークを迎え、日の入りすると発電しなくなります。自家消費とは、発電した電気を自宅で消費することを言い、電気を買わずに使えるので電気料金の削減に繋がります。また、自宅で消費しきれない電気は売電されます。

一般的な4~5人家族の年間の電気使用量は約5400kWhです。そのうち、どれだけ自家消費できるかを自家消費率と言います。普段の生活に無理ない範囲で日中に電力を消費する運用をおこなうと、自家消費率は50%前後になり、その分の電気料金を削減することができます。

※電気料金削減:2700kWh × 30.88円 = 83,376円

 

●売電収入

続いて売電収入です。売電は、FITと呼ばれる固定価格買取制度があり、設置から10年間は固定価格で買い取ってくれます。2005年3月時点での10年間の価格は15円で、11年目以降の価格は7円です。自家消費できなかった電力で売電収入を計算すると以下になります。

※10年間:(6840kWh - 2700kWh) × 15円 = 62,100円

※11年以降:(6840kWh - 2700kWh) × 7円 = 28,980円

以上が簡単な収支の計算方法となります。次の項では、太陽光発電の出力の劣化などを含めた、実際の収支に近いシミュレーション結果をご紹介します。

 

 

太陽光発電6kWの経済的なメリット

【収支計算】いくら得するの?NANONI標準の太陽光発電システム6kWのメリットを解説

ここでは、福岡県で太陽光発電6kWを載せた場合の経済的なメリットをご紹介していきます。

●売電収入は電気料金の支払いに充当
●年間発電量は1kWあたり1140kWhで試算

 

20年目の経済的なメリット

太陽光なしの電気料金累計3,089,016円
太陽光ありの電気料金累計569,961円
パワコンの交換代(1回)300,000円
20年目の経済的なメリット2,219,055円

 

25年目の経済的なメリット

太陽光なしの電気料金累計3,861,270円
太陽光ありの電気料金累計798,120円
パワコンの交換代(1回)300,000円
25年目の経済的なメリット2,763,150円

 

30年目の経済的なメリット

太陽光なしの電気料金累計4,633,524円
太陽光ありの電気料金累計1,029,542円
パワコンの交換代(1回)300,000円
30年目の経済的なメリット3,303,983円

 

 

まとめ

【収支計算】いくら得するの?NANONI標準の太陽光発電システム6kWのメリットを解説

本記事では、NANONI標準の太陽光発電システム6kWをベースに、搭載した際の経済的なメリットを解説しました。

インターネット上には、太陽光発電はメリットがないなどのネガティブな情報もあふれていますが、収支の計算方法を理解して正しく計算をすると、20年目には200万円、30年目には300万円を超える経済的なメリットがあることがわかります。

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